塵壺日誌

日々の徒然を綴った駄文の塵壺

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レバ丼@元町 大珍楼

さて、今日はなぜか気が向いて元町へ・・・
まだ少し早いとはいえ、金曜の夜だと言うのに意外と空いてるんですねぇ・・・
あまり観光客と言った感じの人の姿は見受けられず、どちらかと言うと地元の人っぽい雰囲気の人たちばかりな気がする。

さて、裏通りに入り少しぶらついて、吸い込まれるように入ったお店は「元町 大珍楼」さん。
こちらのお店は、ずいぶん昔からある。
たぶん、30年以上はあるんじゃないだろうか・・・
某店ご主人は「こちらの店舗が空いたら移ってきたいな」と、通り様に呟いてたっけか・・・
その方にとっても、このお店は好きなお店だったらしい。

さて、お店に入ると先客はおらず、ご主人が暇そうにテーブル席に腰をかけてテレビを眺めていた。
まぁ、まだ夕食には少し早い時間帯だし、昼休憩を設けていない飲食のお店にとっては空白の時間帯なんでしょうねぇ。

さて、カウンターの席に着き、お品書きを眺める・・・
ちなみにお品書きは
めにゅ
こんな感じ。
裏を返すと「レバ丼」だけが写真入りで載っている。
んー・・・と言う事は、これがこちら一押しのメニューなのでしょう。
と言う事で「レバ丼 800円」をお願いした。

注文を受けると、すぐに調理に取り掛かるご主人・・・
ジャージャーと言う小気味良い音を響かせながら鍋を振る。
そして、具材の炒められた少し香ばしい香りにたれの甘い香りが加わり、やたらな美味しそうだ・・・

待つ事しばしで到着
れば
レバ丼
結構大きな丼に盛られたご飯の上に、甘辛のたれに絡んだレバー、ニラ、キャベツ、玉ねぎの炒め物が乗せられている。

やや甘めのたれに、唐辛子のピリ辛感とにんにくの風味が加わり、それがキャベツやたまねぎの甘みや香ばしさと合わさっていて、子のたれがしっかりご飯に染み渡っている。
臭みのないレバーが、これまた濃厚なお味で最高ですねぇ。
まぁ、レバーが嫌いなじゃい限り、これを不味いと言う人はそうそういないでしょうね。

すーぷ
スープ。
これはスタンダードな中華スープ。
やややさしいお味で、これに多少味付けがされることを考えても、普通のラーメンよりは、サンマー麺や天津麺などの上に炒め物系の具材が乗ったほうが美味しく頂けそうな気がする。

美味しいレバ丼でありました。

店名 元町 大珍楼
住所 横浜市中区元町3丁目141
電話 045-641-0404
お店地図

さて、この「元町大珍楼」さん、実のところ寄らせてもらうのは今日が初めてではない。
20年の昔、一度こちらで頂いた事がある。
忘れる訳もない、こちらに伺ったのは港中学校での卒業式終了後、ぼくを含めて3人で食べにきた。
だから、こちらに入った瞬間、なんとなく「雰囲気変わってないなぁ」と少しうれしくなった。

と言っても、当時の感想でいえば、ぼくはこちらのお味を好まなかった。
確かラーメンを頂いたのだと思うのだけれども、15そこそこのガキの味覚からすればお味が優しすぎたせいだったんだなぁ、と今日付け合わせのスープを頂いて理解した。
15そこそこだった自分は、どうしても濃い目で油ぎった胃にズシンと来る様なものを好んでいたしね。

その時に一緒に来た2人、同じように卒業式を迎えた同年の同じ施設で育った子だった。
一人は、鶴見工業の定時制に進み、結局途中退学し、その後何度か施設に顔を見せたが、その内顔を見せなくなり、結局音信不通となり、今に至る。

もう一人、親からの援助が有り私学の高校に進んだのだけれども、彼は若くして亡くなった。
肝腫瘍が最終的に脳転移までしてしまったことが原因だった。
若いだけに、腫瘍の転移してしまうスピードも、また早かった。
わずか18歳の若さで世を去ってしまった。

頭脳明晰なタイプではなかったが、スポーツ全般に長け、社交的で人当りが良く、積極的で明るい性格の子だった。
まぁ、別に良い面だけを持っていた訳ではないのだけれども、今思い出すに良き男であり、良き人間であったことには違いない。
きっと幸せな人生を歩めたはずだった。

彼とは小学校からの付き合いだった。
彼が施設に入ってきたのは小学4年生だったか5年生だったか・・・
持ち前の明るさと社交性ですぐに溶け込み、また野球やマラソン、卓球、水泳などのスポーツで目立つ存在だった。
そう言う彼が18の若さで亡くなった時、初めて人の死と言うものについて考えたような気がする。

そんな事を思い出しつつ、帰りがけに少し元町を歩いた。
元町は通学路だったから、毎日のように歩いた場所だ。
今歩くと、少し道幅が狭く感じる。
中学に行くには洋菓子屋さんの喜久屋さん横を通り前田橋を渡ったのだけれども、この喜久屋さんの横の通りだって、こんなに狭い道だっただろうか、と思ってしまうほどだ。
裏通りにはお洒落な店が増え、ぼくが毎日の様に通っていた頃とは雰囲気が変わってしまっている。

それでも、やはり懐かしい。
子供のころにべたべたつけて回った足跡は、時の砂塵によって忘却の砂地に埋もれ、あいまいで不鮮明なものになってしまったけれども、そこに来れば追憶の風によって砂塵が吹き流され、やや鮮明さを取り戻した映像で頭に浮かぶ。
良い思い出も悪い思い出も、楽しかった事もそうでなかった事も。
その感覚は決して嫌なものではない。

大半の人とは少しだけ違った子供時代を過ごした事も、今考えたって悪いものじゃなかった。
それなりに楽しい子供時代を送った。
そしてそれが今につながっているのだから、ぼくは良い人生を歩めている。
ま、懐かしさを感じる場所を歩くとセンチな気分になるのはしかたない。
無論、感傷に浸るなどまったく自分に似合わぬ事も自覚しているのだけれども。
ま、たまには、こういう思いをしてみるのも悪くはない。

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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ

コメント

よく目に留まっていたお店です

 こんばんは☆2度目の書き込みです。
 大珍楼は、元町商店街を歩いていて、ふと横道を見る度に
 視界に入っていました。
 美味しそうですね、、今度伺いたいです。
 レバ丼って、ネーミングがまた良いですね(笑)

 懐かしい場所を通った時の感覚…
 人生色々ありますが、過ごして来た日々が糧になって
 今日を生きているんだと、私も最近思うようになりました。
 私の追憶の場所は、横浜スタジアムです。
 学生の時にアルバイトしていました。
 あの周辺を通ると、当時の自分が感じていた様々な感情が
 ほわあーっと全身を覆います…。とても不思議で大切な感覚です。

  • 2009/02/06(金) 22:02:15 |
  • URL |
  • トムエース #-
  • [ 編集 ]

このお店、よく行きました。でもココ15年は行ってません。
前を通るたびに「まだやってるんだ、、、でもベツのトコロで
メシ食っちゃったし、、」と素通りでしたが今度行ってみます。

  • 2009/02/07(土) 13:38:06 |
  • URL |
  • ゴン太チチ #-
  • [ 編集 ]

Re: よく目に留まっていたお店です

>トムエースさん
コメントありがとうございます。
こちらのお店、以前はさほどではなかったのですが、裏通りにまで小洒落たお店が増えてきた今となっては、かなり目立つお店になりました。
お味に関しては過剰な期待さえしなければ普通に美味しいですよ。
中華街の本格中華ではなく、日本の街中中華ですから馴染んだお味かと思います。

  • 2009/02/07(土) 20:32:45 |
  • URL |
  • 玖珠 #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> ゴン太チチさん
コメントありがとうございます。
こちらは、そんなに特徴のあるお味のお店ではないですからね。
こちらをわざわざ目指してくる方はそう多くなさそうです。
それでもホッとできるような昔ながらの中華って良いものですね。

  • 2009/02/07(土) 20:34:57 |
  • URL |
  • 玖珠 #-
  • [ 編集 ]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2009/02/07(土) 23:58:02 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

Re: 昔はまってました

はじめまして。
コメントありがとうございます。
やはり相当前から営業されているのですねぇ。
レバ丼・・・初めて行った時はその存在に気がつきませんでした。
あの時、ラーメンではなくレバ丼を頂いていたら、きっと印象は良いものになったような気がします。
麺類は、子供が頂くには少しお味が優しすぎましたから・・・

  • 2009/02/08(日) 00:19:50 |
  • URL |
  • 玖珠 #3fP8K/.I
  • [ 編集 ]

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