塵壺日誌

日々の徒然を綴った駄文の塵壺

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チェ 39歳別れの手紙

さて、今日も映画を観にいってきました。
観たのは、先週観た「チェ 28歳の革命」の続編「チェ 39歳別れの手紙」
毎月1日は1000円で映画が見れる日だと言う事を思い出し、休日に8時に起きるなどと言う、普段ならあり得ない事をして、11時上映に間に合うようにマイカル本牧にある「MOVIX本牧」まで・・・

実際に映画館に着いたのは10時10分前・・・
しかし、すでに10人ほどが映画館が開くのを待って列を作っていた。
まぁ、映画1000円の日だし、その上日曜日ですしねぇ・・・
しかし10時になっても映画館は開かない・・・
その内に、どんどん列が長くなる・・・

どうしたのかと思ったら、MOVIX本牧さんは10時半開場らしい・・・
と言う事で、寒空の中40分近く待つ事に・・・
開場時間をちゃんと調べておくべきだった・・・とは思ったものの、実際のところ映画は11時からなので、ぎりぎりに来ていたらチケットを買うための列が長くて、その時間までにシアターに入れたかどうか・・・
なんだかんだ言って、僕の後ろに並ぶ人の列は、開場時間にはかなり長いものになっていた。

10時半に開場し、チケットカウンターへ・・・
早速「チェ 39歳別れの手紙」のチケットを購入したのだけれども、早い時間帯の上映のせいか、指定席ではなく自由席との事だった。
で、シアターにすぐに入れるのかと思ったら、準備があるのか10分ほどもぎりのカウンター前で待ち、ようやっとシアターへ・・・

さて、前篇を観た時はわずか10名程度だった観客数・・・
今日は一体どのくらい入りましょうかねぇ・・・と思いながらよ下げな関をキープして上映を待つ・・・
今日はさすがに10名と言う事はなかったけれども、132名入ると言うシアター2の3割には満たなかったくらいじゃないかなぁ・・・
まぁ、次の1時半過ぎの上映の回にはもう少し入るのだろうけれども、それでもやはりこういう映画はあまり興味を持つ人がいないのか観客数は少ない。

さて、映画の方はと言えば、全編に比べて割にわかりやすくできていた気がする。
キューバ革命を成功させ、政権中枢にあったゲバラがキューバでの安穏な生活を捨て、カストロとキューバ国民に対して一通の手紙を残し再び動乱の世界に飛び込んで行く・・・
などと言えば格好良いのだが、実際のところはゲバラの理想主義的なところがキューバ支援国であるソビエトの意に添わず、ゲバラ本人の望むと望まざるとにかかわらず政権中枢から排除されたと言うのが事実に近いのだけれども、その辺は触れられていない。
ゲバラが理想に燃え、キューバの安穏とした生活の枠の中に収まることはなかった的な少々軽薄な描かれ方。

あのままゲバラがキューバに留まろうとすれば、カストロはキューバ革命以来の同志であったカミロ・シエンフェゴスに対して行った(と言われている)ように暗殺する方向性に動いただろうし、ゲバラにも心酔者はたくさんいただろう、その上でそれぞれを利用しようとする人間たちもいたはずだ。
目的のためにひとつになっていても、その目的に達すれば、あとはその中での権力闘争が待っているのは、古今東西変わらない。

「治世の能吏 乱世の梟勇」の言葉の通り、治世に求められるのは能吏であって梟勇ではない。
政治に長け、人心掌握、機を見るに敏なカストロが能吏とすれば、確固たる理念・理想とずば抜けた行動力、理想に固執しすぎるきらいがありそのためには命も惜しまないというゲバラは梟勇だろう。
ま、治世の世になれば当然、行動理念が違うのだからかみ合っていた歯車に狂いが生じる。
それを取り巻く人たちの思惑も絡めば、そりゃもう・・・
その辺のドロドロとした政権内部を盛り込んでも面白い作品になったかも知れない。
ま、そうなるとカストロさんは完ぺきに悪者扱いだけれども、その辺は作り手の描き方次第だろう。

だからと言って、まったく見所がなかったわけでもなく、当時の中南米反米運動家におけるゲバラの立ち位置、キューバ革命のカリスマはあくまでもカストロとゲバラ、ラウル、カミロなど複数人によって出来上がったものだった事、キューバ革命のときと違い革命側が救おうとしたはずの農民たちの非協力姿勢(と言うか、よほどのことがない限り弱い立場の人間たちが急激な変化を嫌うのはいつの世も同じだし)などによるゲバラたちゲリラ組織の孤立化。
勝ち続けた前編とは対照的に負け続け衰退の一途をたどっていく人間模様。

そう言えば、ゲバラ映画の最後の見せ所になるであろう処刑のシーン、ゲバラは処刑を中とする兵士に向かって「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ」と言ったとされているが、この映画ではそのきめ台詞は無く、もっと簡潔にすんなり流されているのはかえって良かったのではないかと思った。
革命家として生き、テロリストとして結末を迎える事になったゲバラの詩を描くには、妙にドラマチックなものにするよりも、こういう流し方の方が印象に残ると思う。

それにしてもこの映画は疲れる・・・
スペイン語なので、英語ならすっぱり諦めるのだけれども、スペイン語は聞き取り易いのと、何となくわかりそうな気がしてしまうために耳で追ってしまうせいだろう・・・
それでわかるのら「やるじゃん、自分」と褒めてやるのだが、事実はあまりスペイン語を理解できてないと認識するに留まるのだから情けない事この上ない。
なんだかんだ言っても面白かったですハイ

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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